メタボクリニック

日本の医療機器CTやMRIの導入数は世界一。
その数は世界全体の30％を超えるシェアを持つそうだ。
最近ではPET(陽電子照射断層写真の略)という最新の機器も開発された。
まだその数は少ないが東京都内や近くでは日立市内の病院にも設置されている。
様々な医療機器や医療技術の進歩のお陰で、私達は安心した生活を営むことが出来る。
病院側にしてみれば莫大な経費をかけて日々、人々の生命維持の為に努力されている訳だ。
先日ある本の中で興味あることが書いてあった。
それは日本の患者総数、つまりクリニックや病院にかかった患者さんの数が
先進国の中でも最も多いというデーターである。
一方で患者一人当たりの医療費の額は先進国の中で最も少ないそうだ。
患者側にしてみれば安いのは有難い話だが、経営側は非常に
薄利多売な経営を強いられることになるのではと思う。
医療技術が進歩したとはいえ、まだまだ難病の治療法などは解決しているとは思えない。
医療現場で働く優れた人材などの確保も中々大変なご時勢
これらの事を考えると現在の医療制度に少なからず矛盾を感じてしまう。